2019-08-20

鳥と生きものふれあい学習会を開催


令和元年820日(火)に「鳥と生きものふれあい学習会」が開催されました。

今回は、愛知県弥富野鳥園にて自然観察会や自然工作を体験し、“生物多様性”について理解を深めます。

 当日は、多くの皆様にご参加頂き、総勢54名となりました。

はじめに、尾張西部生態系ネットワーク協議会の長谷川明子会長よりご挨拶。

また、愛知県弥富野鳥園の加納正敏所長より、園内における野鳥の多様性についてご説明して頂きました。


【午前の部】

さて、本学習会の午前の部は、園内に生息する身近な野鳥・水生生物・昆虫などを観察しました。

野鳥の観察会では、指導員の匹田氏(愛知県弥富野鳥園 主査)、当協議会幹事の村上氏(日本野鳥の会愛知県支部 副支部長)を先頭に、普段の生活で目にする、キジバトとドバト、ハシボソガラスとハシブトカラスの見分け方や鳴き声の違いについて説明がありました。また、カワウの営巣地を確認したり、カワウとウミウの説明や散策中にサギの仲間では最大とされるアオサギ、猛禽類のミサゴなどもみられ、その迫力に圧倒されました。


昆虫の観察会では、当協議会幹事の齋竹氏(尾張自然観察会)、幹事の鈴木氏(㈱加藤建設)を先頭に、園内の草地に生息するバッタやトンボを採取して観察、雑木林ではクスノキの若葉の香り、アブラゼミ・クマセミ・ニイニイゼミ・ツクツクボウシの鳴き声や抜け殻の特徴について説明されました。

(※弥富野鳥園より特別な許可を得て生物採取を行っております。)


水辺の観察会では、幹事の久坂氏(㈱加藤建設)より、園内の水辺に生息する水生生物のベンケイガニやカエルの種類、または外来種について説明されました。

参加者の皆様には、五感を使った観察会を通じ、生物多様性について理解を深めて頂きました。

【午後の部】

続いて、本学習会の午後の部では、弥富野鳥園の館内にて自然工作を体験しました。

今回は講師の加藤氏、五十嵐氏をお招きし、ストーンペインティングの製作方法について説明されました。

好みの形の石を選び、下地を白く塗ります。この白いキャンパスへ、野鳥図鑑を片手に鉛筆で下書きをして、色を塗って行き、ドライヤーで乾燥させたら完了です。

参加者の皆様にとって夏の思い出となる、素晴らしい作品ができあがりました。

最後に、本日の総括として当協議会の鷲見哲也副会長よりご挨拶。

 

尾張西部地域には、サギやケリなど地域を象徴する野鳥がたくさん生息しており、今回の学習会では野鳥と私たち人間との関わりについて、理解を深められました。

また、野鳥が生息できる空間を、これからも守っていく事が大切です。

この学習会で学んだ事を、是非、今後に活かして頂ければ幸いです。


尾張西部生態系ネットワーク協議会では、今後もこの地域で活動されている各団体の皆様と協働して、“水田生態系”の保全と、自然の魅力を発信して行きたいと思います。

 

※ご協力下さいました愛知県弥富野鳥園職員の皆様、大変ありがとうございました。

 当協議会一同、心より御礼申し上げます。

追伸

イベント当日、愛知県さんの動画撮影がありまして“祭nine”のお二人に来て頂いてました。

 撮影終了時に、記念撮影をしていただきました。

11月に動画が公開されるようです。

 乞うご期待!!