2017-11-28
平成29年11月28日(火)に「豊田合成ビオトープ 現地ワークショップ」が開催されました。
当日は、尾張西部生態系ネットワーク協議会の参画団体を中心に、計38名の皆様がお越し下さいました。
まずは、長谷川会長と坂口氏(豊田合成㈱)のあいさつからスタート!
そして、長谷川会長から今年度における豊田合成ビオトープ事業の経過報告と今後の方針(仮案)について紹介
して頂きました。その後、現地に移動して野草の種撒きイベントを行いました。
作業は5グループに分かれて行い、尾張西部近郊の流域で見られる
“カワラナデシコ”、“カワラケツメイ”、“ノアザミ”、“トウカイタンポポ”、の種を撒きました。
参加者の皆様に心を込めて作って頂いた花壇。
きっと活着してくれるはず!いつの日か綺麗な花を咲かせて欲しいですね!!
続いては、池に生息する水生生物を調査しました。
胴長を装着した、事務局の皆さんが、たも網を使ってたくさんの生き物を採取!!
採取された生き物をそれぞれ分類し、幹事の齋竹氏に解説して頂きました。
希少種のメダカやトンボのヤゴなどが確認されたので、水生生物の生息地として貴重な場所であることを、皆様に伝える事ができたかと思います。
番外編ですが、実はアドバイザーとして芹沢氏(愛知教育大学 名誉教授)をお招きしておりましたが、
水生生物調査の合間に、ニガナ属の亜種(希少種)を偶然にも発見!!
分類の難しい種ではありますが、丁寧に解説をして頂きました。
その後、室内に移動して、検討会を行いました。
同じく5グループに分かれ、豊田合成ビオトープを今後どのようにしていきたいか?
どのような人につかってもらえるか?どんな生き物を誘致したいか?などについて、
じっくりと考えて頂き、発表会を行いました。
一部を紹介しますと、
「調整池の中に池や湿地を作ったらどうか?」
「希少種保護エリアを設けたらどうか?」
「地域の特産(野菜など)を栽培したらどうか?」
など様々な提案があり、大変有意義な検討会となりました。
最後に、長谷川会長、芹沢氏に総括して頂き、鷲見副会長による閉会のあいさつで終了となりました。
私たち協議会は、これからも地域の皆様と一緒になって、豊田合成ビオトープ構想を描いて行くと共に、
尾張西部地域の豊かな自然環境を守って行きたいと考えております。