2023-10-15
2023年10月15日 岩倉市で環境学習会を開催しました。
協議会からの参加に加え、劇団シンデレラのみなさまも駆けつけてくださり総勢30人以上でのイベントとなりました。
秋晴れの中、長谷川会長と今枝氏(岩倉市)の挨拶からスタートし、尾張西部生態系ネットワーク協議会や岩倉市の環境への取組みなどについて説明が行われました。
ひとつ目の活動は「川井野寄工業団地の調整池」にて、緑地帯を在来の植物で緑化する試みです。
この緑地帯は裸地特有であるヒメムカシヨモギやオオクサキビなどの外来種を中心とした野草が生い茂っていました。
そこで現状生えている野草をすべて抜取り、新たに在来植物の種子や苗を活用して緑化を行うこととしました。
まずは抜取りです。前日の雨で抜けやすくはなっているもののさすが野草、なかなか簡単にはいきません。大人が苦戦している中、劇団シンデレラのみなさんは我先にと草を抜いていきます。そして大人たちも負けじとふんばり40㎡ほどの野草の抜取りが完了しました。
さて次は在来野草の種子の播種と苗の植え付けです。
野草の種子や苗は尾張西部地域から集めたカワラケツメイやワレモコウなどです。
参加者のみんなの想いが詰まった種や苗です。来春、立派に芽を出してくれると信じています。
まずはこの調整池の緑地帯を豊かな在来植生に、そしてここからたくさんの種や苗を尾張西部地域に広げていけたらいいですね。
ふたつ目の活動は場所を変えて「自然生態圏」の観察です。
岩倉市ナチュラリストクラブの三輪氏に自然生態園の成り立ちや現在の見どころ、活用方法や問題点と言った内容を教えていただきました。
やはり実際に見たり触ったり匂いを嗅いだりとした体験は何事にも代えがたく、また楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
そして最後に鷲見副会長によるあいさつで終了となりました。
尾張西部生態系ネットワーク協議会では、地域の自然環境を守り、また体験し楽しめる環境活動を多くの皆さんと共に継続していきたいと考えています。