2018-09-06

水と生きもの・ふれあい学習会を開催!!


平成30828日(金)に「水と生きもの・ふれあい学習会」が開催されました。

 

この学習会は、私たちと水との関わりや身近な自然を観察し、生物多様性について理解を深めてもらう事を目的として、当日は総勢52名の方がお越し下さいました。

はじめに、尾張西部生態系ネットワーク協議会の長谷川会長より、沢山の生き物と触れ合って、是非楽しんで下さいとご挨拶されました。続いて、メタウォーター下水道科学館あいちの山本館長に、施設の紹介をして頂きました。

【午前の部】

さて、本学習会の前半は日光川上流浄化センターでの活動となりました。

 

職員の皆様より、水がキレイになる仕組みや微生物の働きなどを教えて頂き、普段見ることのできない施設内も見学しました。


【午後の部】

本学習会の後半は、下水道科学館ビオトープでの自然観察会や工作を行いました。

 

 

まずは、このビオトープで活動している市民団体「ビオピース」の久保様より、概要を説明して頂きました。このビオトープに流れ込んでいる水は、日光川上流浄化センターの下水処理水を活用しており、当初は何もなかった空間に水路や池を整備したところ、現在では多くの生き物が生息する場となった事を紹介されました。


自然観察会では、2班に分かれてビオトープの中を探検しました。当協議会の齋竹幹事と講師の近藤先生を先頭に水辺、草地、森林域に生息している生き物たちを紹介してもらいました。


ここからは、もっと生き物と触れ合えるように、池の調査やザリガニ釣り、顕微鏡による生き物観察などを体験してもらいました。

 

池の水生生物調査では、大量のモツゴが見られたほか、メダカも確認されました。


こちらは、ザリガニ釣りの様子です!竿と網の二刀流で挑み、大盛況でした。


番外編ですが、水辺を飛翔するギンヤンマやシオカラトンボの生態についてもご紹介しました。


その後、館内では自然工作として、新聞紙を利用したエコバックづくり体験をしました。

 

メタウォーター下水道科学館あいちの堀副館長により、作り方をレクチャーして頂き、参加者の皆様も上手に仕上げる事ができました。


最後に、本学習会の振り返りとして、鷲見副会長から総括をして頂きました。

 

本日は、水辺に生息するたくさんの生き物たちとふれあう事ができたと思いますが、都市部では尾張西部地域のような水辺環境が減ってきています。これからも、水辺の環境を大切にして行きましょう!と説明されました。


今回の「水と生きもの・ふれあい学習会」では、私たちと水との関わりや身近な自然を観察する事で、生物多様性について理解を深められました。

また、参加者の皆様より、子供と一緒に参加できて良かった!水と生き物の大切さを学べた!という温かいコメントも頂戴しましたので、とても有意義な時間となりました。

尾張西部生態系ネットワーク協議会では、今後もこの地域で活動されている各団体の皆様と協働して、“水田生態系”の保全と、自然の魅力を発信して行きたいと思います。

 

 

 

※なお、ご協力下さいました日光川上流浄化センター職員の皆様、メタウォーター下水道科学館あいち職員の皆様、ビオピースの皆様、大変ありがとうございました。心より御礼申し上げます。