国土交通省 木曽川上流河川事務所の取り組み

河川の改修・維持管理や環境整備のほか、木曽三川流域エコネット応援団の事務局をしています。

 木曽川・揖斐川・長良川等を管理する国土交通省木曽川上流河川事務所では、洪水を安全に流下させる治水の取り組みとともに、砂礫河原、湿地環境(トンボ池等)、水際湿地(ワンド等)や河川連続性の保全・再生など、河川の自然環境の整備にも取り組んでいます。

 

 なかでも、木曽川中流部のワンド群においては、イタセンパラや二枚貝類などの生物の生息場保全のため、環境改善工事(底泥浚渫や地盤の切下げ、樹木伐採等)を実施しています。また、これに関連して、近隣の学校や文化施設が行う環境保全活動への支援(工事見学やモニタリング調査の体験会、資料提供等)も行っています。

 

 近年、地域連携による木曽三川流域の生態系ネットワーク形成の推進にも取り組んでいます。平成28年度には、木曽三川流域において環境保全・地域振興に係る活動を行う団体等をつなぐ「木曽三川流域エコネット応援団」を結成し、その事務局を務めています。応援団の皆さんが集う交流会「エコネットカフェ」を開催するなど、地域の取り組み促進のための支援に努めています。

ワンド環境改善工事(見学会のようす)

木曽三川流域エコネット応援団交流会