NEXCO中日本 名古屋支社の取り組み

サギと高速道路の共生活動の実施

NEXCO中日本グループは、安全を何よりも優先し、安心・快適な高速道路空間をお届けするともに、高速道路ネットワークの効果を次世代に繋がる新たな価値へ拡げることにより、地域の活性化と暮らしの向上、日本の社会・経済の成長、世界の持続可能な発展に貢献し続けます。

 

環境に関わる当社の経営上の重点施策のひとつに、動植物の生息・生育環境への負荷を低減する「エコロード(自然環境に配慮した道)」づくりなど地域環境への配慮の推進があり、その一環として、当社が管理する高速道路において、次の取り組みを行っています。


E23東名阪自動車道の弥富ICと蟹江ICでは毎年春になると数千羽のサギが飛来し、秋にかけて営巣しています。高速道路で野鳥が大規模な繁殖地を形成することは全国的に極めて稀です。

 

そのため、2010年から公益財団法人愛知公園協会弥富野鳥園、日本野鳥の会愛知県支部のご協力を得て、自然(サギ)と人(高速道路)との共生の実現に向けて、生息環境を保護する活動を行っています。 活動のひとつとして、車道との境界に高さ4.5mのフェンスを設置しました。このことにより、サギの生息範囲を設定し、高速道路を走行する車両とサギの接近を防ぐことができ、サギと車の衝突事故が激減しました。

 

これからも地域環境に配慮した道づくりを進めていきたいと思っています。